大島紬を着て演奏、夢おりの郷にて【令和6年4月21日】

活動報告

夢おりの郷にて演奏

大島紬の着付け体験と泥染体験をするため、奄美大島の夢おりの郷に行きました。

大島紬は、「ゴブラン織」(フランス)、「ペルシャ絨毯」(イラン)と並ぶ世界三大織物の一つだそうです。

一つの大島紬を作るのに、約一年の歳月を要します。

和装をする人なら一度は着てみたいと憧れる高級着物。

今回の奄美大島での旅の目的の1つ

二人で大島紬を着て演奏したい!の夢叶いました。

許可を得て、施設内様々な場所で演奏させていただきました。

大島紬を着ただけでめちゃくちゃ上手く見えます。より一層、良い音色響かせれそう。

すたアットホームな雰囲気で、働いている職人の方も揃って聞いてくれました。(この写真は着付の後で私服です)

地元のチジンという太鼓とのコラボも再び。

楽しい雰囲気で演奏させていただきました。

大島紬着付け体験

麻由子が着物を選別中、、、

選んだのは龍郷柄という大島紬の中でも一番有名な柄です。

「龍郷(たつごう)柄」とは

この柄は、江戸末期に薩摩藩から「奄美大島を一番良く表現した大島紬を献上せよ」との命が下り、図案師が月夜に庭を眺めていた時にたまたま一匹の金ハブが月の光で背模様をキラキラと輝かせながら青々とした蘇鉄の葉に乗り移ろうとしたその一瞬の神秘的な美しさを図案化したことから始まっています。 その後これが評判となり、村人たちが競ってハブの背模様と蘇鉄の葉を図案化し、さらにそこに奄美大島の美しい自然の風土を抽象的に加えて泥染め大島紬を作り続けました。1907年頃に、この泥染め大島紬は作られていた村の名前から「龍郷柄」と名付けられました。今でも熟練した織手しか作る事の出来ない貴重なものとなっています。

引用:「大島紬の歴史を辿る」

大輝は亀甲柄で、大島紬っぽい龍郷柄は主に女性が着る柄だそう。

着付けでお世話になった職人さんと。

泥染体験

着付け体験の次に、泥染体験をしました。

藍染は日本各地で行われていますが、泥染は泥中の鉄分量が多く、泥の粒子が滑らかな奄美大島でしかできない染色技法です。

チップ状にしたテーチ木(シャリンバイ)を煮出して1週間発酵させた液と、色を定着させるための石灰液に絹糸を交互に浸けて茶褐色に染めます。

その後、泥田の中へ。テーチ木に含まれるタンニン酸と、泥の中に含まれる鉄分を化合させ、チョコレート色に近づきます。

大島紬の場合は、この作業をひたすら繰り返して黒色になるまで何度も行います。

チョコレート色になるまでにも合計12回も染めたり絞ったりしたので、途中無言。終わる頃には大輝はヘトヘトです。(単純作業が苦手)

二人とも自由に模様を作り、いい出来になりました。

その後は職人さんも揃ってお茶会に誘ってもらい、そこでも演奏させていただきました。

夢おりの郷では、毎日みんなでお茶休憩する時間があるそう。

お客さんも職人もみんな混じり素敵な時間でした。

夢おりの郷、とても素敵な方々ばかりで奄美に行く際には是非おすすめの場所です。

着付け体験、泥染体験だけではなく、機織り体験もできるので雨の多い奄美大島でも関係なく楽しめます。

奄美の伝統を満喫した1日でした。

夢おりの郷のHPはこちら

お世話になった皆様、有難うございました!

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