- 音が全く出ない
- 音色の調子が悪い
- 低い音・高い音が出ない
篠笛 麻の会の大輝です。
“なぜかわからないけど音色の調子が悪い、、、”という時があります。
本番では急に普段出る音が出なかったり、音色の調子が悪かったり、低い音・高い音が出なかったりそれぞれです。
本ブログでは調子が悪い時の原因と対処法を解説していきます。
同じような経験がある方はぜひご参考ください。
調子が悪い時の原因と対処法
調子が悪い時の原因は以下のとおり。
- 唄口に唇が微妙にはまっていない
- 指が指孔にはまっていない
- 緊張して全身が力んでいる
- 寒くて体が冷えている
唄口に唇がはまっていない
唄口に唇が微妙にはまっていない場合があります。(唄口は口をつける吹き口のこと)
緊張していると、いつもとはズレた位置で吹いてしまうことがあります。(寒い時もなります。)
目の前に人がいると、緊張していつもより下を向いてしまい軌道確保できず詰まった音が出たり。
唇が唄口から微妙にずれていても音は出ますが、本調子の音は出ません。
唄口に唇がはまっていない時は、吹く前にしっかり確認して修正してから吹き始めるようにしましょう。
吹くまでの所作はゆっくりでも問題ないため(むしろゆっくりの方が美しい)、ゆっくり準備しましょう。
指が指孔にはまっていない
指が指孔にはまっていない場合があります。(指孔とは指を押さえる穴のこと)
焦って吹こうとしたり緊張して力んでしまうと、指が指孔に上手にはまらず音が綺麗に出ません。構えの時点で全ての穴をしっかり押さえ確認してから最初の音の指で待ちます。
力んでしまうと、逆に隙間が空いて音が出ないことがあります。(特に0や1などの抑える指孔の多い運指)
塞いでるように見えても、密閉されていなければ息は穴からもれて、出したい音がでません。
緊張して全身が力んでいる
緊張して全身が力んでいると本調子の音が出ません。
過度の緊張や全身の力みは、息が浅くなったり、指の押さえが甘くなったり、譜面を忘れたり、管尻が上がったりなどなど演奏に悪影響を与えます。
本番では緊張しがちですが、緊張をなくすことはできませんが、減らすことはできます。
リラックスして本調子が出せるようしっかり準備しましょう。
寒くて体が冷えている
寒くて体が冷えていると、本調子の音が出ないことがあります。
指孔が埋まってなかったり、唇がはまってなかったりなど、体が冷えているといつも出来ていることがなぜか出来なかったりします。
対処法としては、カイロを持参したり、温かい飲み物を飲んだりなど本番まで体を冷やさないことが重要です。
冬に野外で演奏する場合はしっかり寒さ対策しましょう。
まとめ:万全の準備をした上でリラックスして臨もう
調子が悪い時の原因は以下のとおりでした。
- 唄口に唇がはまっていない
- 指が指孔にはまっていない
- 緊張して全身が力んでいる
- 寒くて体が冷えている
残念ながら、どんなに準備をしても調子の悪い時はあります(私たちも日々痛感しています)。
ですが、上記のことを意識して対応するだけで調子の悪い時を限りなく減らすことはできます。
本番に悔しい思いをしないためにも、万全の準備をした上でリラックスして臨みましょう。
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