篠笛は初心者には難しい楽器なのかにゃ?
篠笛麻の会のひろきです。
篠笛は、初心者には難しい楽器なのではと不安に思う人も多いです。
実際に私も楽器初心者だったため同じ不安を持っていました。
確かに篠笛は、和楽器の中でも比較的難しい楽器です。
太鼓のように、打てばなる楽器ではありません。
それでは篠笛は初心者には難しくてできないのでしょうか?
そんな悩みに篠笛修行中の私が解説していきます。
篠笛は初心者には難しい楽器なの?
結論からいうと、篠笛は初心者には難しい楽器です。
篠笛は竹に穴を開けただけの楽器なので、構造がシンプルだからこそ扱いが難しくなっています。
私の師匠である倉内麻由子も「最初から音が出ると思うな」と毎回初心者に言い聞かせています。
日本の横笛である篠笛は、縦笛のリコーダーと同じように簡単に音は出ません。
篠笛は音を出すにはコツがいるため、人によってすぐ音が出る方もいれば、1週間以上かかる人もいます。
実際に私は、音が出るまでに1ヶ月ほど掛かりました汗(かなり才能ない方です笑)
始めた頃は音がまともに出ずに一度は諦めて半年ほどほとんど吹かない時期がありました。
そんな私でも今ではある程度吹けるようになったので、今から始める方の励みになれば幸いです。
篠笛の魅力とは?
篠笛は難しい楽器ですが、それでもなぜ虜になる人が後を立たないのでしょうか。
それは篠笛が難しいからこその魅力があるからだと私は考えます。
難しいからこそ、どうすれば音が出るか自分で工夫しなければなりませんし、毎日少しでも笛にさわる習慣作りも必要になります。
その過程を経て、初めて音が出るようになった時の達成感や、和装を着てい場所で演奏した時の高揚感を感じることができるのです。
篠笛は最初からすぐに吹いてリフレッシュできる習い事ではありませんが、年月を重ねるごとに音色も見た目も味が出てくる楽器なので生きている間長く楽しめます。
和装を着て桜の下でしみじみと篠笛を吹くときのなんともいえぬ恍惚感は、他では表現できません。
なんでも楽に簡単にできるものが良いものであるというのが現代の社会。
食器洗いも洗濯も仕事も趣味もすべて合理化されています。
そんな中で、あえて難しいことに挑戦する難しさ、楽しさ、面白さを現代に生きる私たちは忘れているような気がします。
篠笛の魅力はそういうところにあるのではないかと、実際に吹いてみて思います。
まとめ:篠笛は難しいからこそ面白い
篠笛は難しい楽器です。
初心者の方は最初はほとんどの方が、音すら出ないところからのスタートになります。
音が出ずに途中で諦める方も中にはいらっしゃいます。
それでも篠笛は西洋楽器では味わえない魅力的な音色や、見た目の美しさがあります。
私から言えることは、続けさえすれば必ず音はなるし、上手になるということです。
日本の伝統的な楽器である篠笛によって、日本の伝統文化や音楽の魅力を見つめ直すことができます。
難しいと分かった上でやってみるのも、案外面白いかもしれませんよ。
篠笛麻の会でも生徒さんを随時募集しています。ワンコイン体験も実施中です。
ご興味のある方はぜひお問い合わせください。
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