
- 笛が割れたらどうしよう
- 笛ってどういうふうに割れるの?
- 割れた時はどうすればいい?
篠笛 麻の会の大輝です。
篠笛はどんなに大切に管理していても割れてしまうことがあります。
天然の竹を使用している為、ひび割れることは仕方ないことです。
しかし、割れた時に適切な対処をしないと割れが広がったり、音色が悪くなったりと、更なる被害につながる可能性があります。
本記事では、篠笛が割れた時の実例と対処法について解説していきます。
篠笛が割れないか心配な方、割れてしまった方はぜひご参考ください。
篠笛が割れた時の対処法
篠笛が割れた時の対処法は以下のとおりです。
- 購入元に(先生や笛師)に頼む
- 自分で修理する
それぞれ解説していきます。
購入した笛師に頼む
基本的には、購入した笛師に頼んで修理してもらうのが1番です。
素人が無理に直そうとすると、さらに状態が悪化してしまう可能性があります。
また、割れた状態で放置するのもNGです。
割れた状態で放置すると、空気漏れなどで音が悪くなったり、ヒビや割れがさらに拡大してしまう可能性があります。
修理にかかる費用ですが、数千円で済むこともあれば、新しい笛を買う方が良い値段の場合もあります。
まず篠笛の状態を説明し、予想修理費用を聞き修理するか新しく購入するか検討するといいと思います。
1度割れたら、すぐに購入した笛師に相談しましょう。
自分で修理する
おすすめはしませんが、自分で修理する方法もあります。
基本的には笛師に頼むことを推奨しますが、壊れても良い場合や修理の勉強を兼ねるなら自分で修理するのもありです(その際は自己責任でお願いします)。
全て100均で揃えれるので、費用は1,000円程度で済みます。
必要な道具は、バンド、瞬間接着剤、糸または籐、ビニールテープです。
割れた部分をビニールテープで保護して、割れに瞬間接着剤を流し込みます。
バンドで接着箇所を締め付けて乾燥するまで待ちましょう。
乾いたら糸や籐でしっかり接着箇所を締め付けて完成です。
基本的には笛師に頼むのが1番なので、あくまで最終手段として行いましょう。
※自分で修理する場合は完全自己責任でお願いします。
篠笛の割れた実例
実際に篠笛の割れた実例を写真付きで紹介します。
数日前までは普通に練習していたのにある日突然、、、

数日前まで普通に練習していたのに、気づいたらパックリ割れていたそうです。
本人に聞くところによると、
- もっと乾かない様気をつけるべきだった
- 部屋が暖かったり寒かったりで急激な温度変化がよくなかった
とのことです。
乾燥や温度変化に注意とはいえ、ここまでパックリ割れることはほとんどありません。
天然物なので仕方ないですが、ここまでパックリ割れた場合は、自分で修理するのは不可能なので笛師さんに相談しましょう。

後日、購入した笛師さんに修理して頂きました。
しっかりと籐巻で巻かれており、音にも影響はありませんでした。
寧ろ、篠笛は修理した後の方が良い音がなると言われることも多いです。
これまで以上に愛着を持って大切に管理しましょう。
床暖房の部屋だけど、直に置かないようにしていたのに、、、

購入して1ヶ月経たない頃、ある日突然4箇所ひび割れていたのに気づいたそうです。
床暖房の部屋に置いていたそうですが、床に直には置いていないので急激な温度変化ではなさそうです。
ちなみに床暖房はエアコンに比べると乾燥しにくいそうなので、原因はわかりませんでした。
写真のような、細かい割れの実例は多々あります。
一見音には影響なさそうですが、割れが広がってしまう恐れがあるのですぐに修理してもらいました。

後日、購入した笛師に修理して頂きました。
3箇所籐巻で巻かれており割れも塞がっています。
元々音色には影響ありませんでしたが、割れが広がってしまう恐れがありました。
早めの段階で修理したので最小限で済んで良かったです。
これまで以上に愛着を持って大切に管理しましょう。
まとめ:割れたらすぐに笛師さん(購入元)に相談しよう

篠笛が割れた時の対処法と実例を紹介しました。
1番の対処法は、購入した笛師さんに修理してもらうことです。
割れはさらに広がる恐れがあるので、1度割れたら放置せずに迷わず笛師さんに相談しましょう。
割れたら悲しいですが、修理したことも含めて寧ろ愛着が湧いてくるものです。
より篠笛と向き合える良い機会だと思って、悲観せずに今後も篠笛人生を楽しみましょう。
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