
- 竹の笛を買ったけど割れないか心配
- 万が一割れた時はどうするの?
- 篠笛が割れる原因と知りたい
- 竹の笛を絶対に割りたくない
篠笛 麻の会の大輝です。
せっかく竹の篠笛を買ったのに、割れてしまったら悲しいですよね。
私達も含め篠笛を楽しむ方には、竹の割れは常日頃気にかけていることでもあります。
これまで実際に割れた事例をいくつかみてきました。
本記事では、生徒さんの事例を踏まえながら、篠笛が割れる原因と対処法を紹介していきます。
竹の笛を持っている方は勿論、これから購入を検討している方も是非ご参考ください。
篠笛が割れる原因
主に篠笛が割れる原因は下記のとおりです。
- 乾燥
- 急激な温度変化
- 衝撃
それぞれ解説していきます。
乾燥
篠笛は乾燥に弱いです。
竹は乾燥によって収縮するため、強い力を加えなくても自然に割れることがあります。
特に空気が乾燥する冬場は割れやすい季節です。
加えて、冬場はエアコンなどの暖房器具も使う頻度が多くなるため要注意です。
実際に篠笛が割れた事例の中で、エアコンの風が直接当たる場所に置いていたケースが1番多いです。
エアコンの風が直接当たる場所や、野外に笛袋に入れない状態で長時間放置するのは絶対に避けましょう。
急激な温度変化
篠笛は急激な温度変化にも弱いです。
竹は温度差によってわずかに伸縮しています。
表面と内側の伸縮率が異なるため、急激な温度変化に対応できず割れることがあります。
温度変化が大きい、野外から部屋または部屋から野外への移動の際には要注意です。
乾燥と同様に、エアコンが直接当たる場所は避けましょう。
衝撃
篠笛は衝撃に弱いです。
竹自体は衝撃には強いのですが、篠笛は穴をたくさん開けているので竹よりもろくなっています。
間違って踏んでしまったり、何かに強くぶつけたりすると普通に割れてしまいます。
篠笛を持ち歩くときは最新の注意を払い、常に篠笛袋に入れるようにしましょう。
篠笛が割れないための対処法
篠笛が割れないための対処法は以下のとおりです。
- 毎日吹き込む
- 常に篠笛袋に入れておく。
- エアコンを使用している部屋に置かない
最初に話しておくと、篠笛はどんなに対処していても割れる時は割れます。
天然の竹なので割れるのは寧ろ自然です。
加えて、竹に穴を開けて作ったのが篠笛なので、自然の竹以上に割れやすいのです。
とはいえ上記のポイントを押さえれば割れる可能性を減らすことはできます。
毎日吹き込む
篠笛を毎日吹き込みましょう。
乾燥には、椿油やオリーブオイル、食用油などの油を塗ると良いことがわかっています。
しかし、わざわざ油を塗らなくても手の脂で十分です。
毎日篠笛に触れることで、自然と竹に手の脂が馴染んでいき乾燥防止になります。
私達は忙しい日でも、1音だけでも吹くように心掛けています。
吹くことがなくても、篠笛全体をすりすり触ってあげるだけでも大丈夫です。
篠笛の為にも、毎日吹き込んで練習しましょう。
常に篠笛袋に入れる
常に篠笛袋に入れるようにしましょう。
篠笛を裸で置いていると、乾燥や温度変化の影響を受けやすいです。
篠笛袋に入れて保管することが、乾燥や温度変化、衝撃への対処法になります。
篠笛袋は市販のもの、自作したものなどなんでも大丈夫です。
できるだけ篠笛を裸で置かないようにしましょう。
エアコンを使用している部屋は置かない
篠笛をエアコンを使用している部屋に置かないようにしましょう。
エアコンを使うと部屋が乾燥する為、篠笛には良くありません。
どうしてもエアコンの部屋で管理しないといけない場合は、加湿器などを利用して湿度が下がりすぎないようにしましょう。
部屋に湿度計を置くのもおすすめです(実際に私達も湿度計を各部屋に置いています)。
また、ガスストーブや石油ストーブは湿気が発生するためエアコンほどは乾燥しないそうです。
できるだけ乾燥する場所への保管は避けましょう。
まとめ:篠笛を毎日吹き込むことが1番の対処法

篠笛が割れる原因と対処法について解説しました。
原因や対処法は色々ありますが、1番は毎日吹き込むことです。
篠笛を毎日吹き込むことで、手の脂が竹に徐々に馴染んで乾燥を防いでくれます。
忙しい日は、触るだけでも大丈夫です。私達も毎日すりすり触っています。
長く篠笛と付き合う為にも、毎日吹き込む習慣を作りましょう。
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